2010年8月 東京近郊画像日誌





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8月1日  目黒区



引き続き目黒区産キマワリを探索するために、駒場方面へ。しかし、多くの朽ち木を見て回っても見つからない
 



見つかるのは、ナガゴマフカミキリと、
 



カタシロゴマフカミキリ
 



おや、これは・・・・・・
 



ヨツスジトラカミキリだ。自己区内初採集。これで目黒区内で確認できたカミキリムシは、25種となった
 


8月4日  神奈川県秦野市



休暇を取って、2か月ぶりに丹沢登山採集。天気は上々と思われたが・・・
 



あいにく上へ登るにつれ、ガスがかかってくる。登山道で息を切らしながら、ルリハムシを拾う
 



三の塔の小屋の外壁に潜んでいた、コマルキマワリ
 



烏尾山荘付近の採集ポイントに着くと、ガスだらけで時折雨も降り、下界とは大違い
 



当てにしていたシカの糞は古く、糞虫の成虫の姿はなかった。2か月前とは変わり果てていた
 



ブナの太い落ち枝の上を、ヒメコメツキガタナガクチキと、
 



ナガコメツキダマシが走る
 



カツラと思われる立ち枯れの樹皮をめくると、サシゲホソカタムシがいた
 



朽ち木の上を歩いていたホソセスジムシを、指に唾をつけてくっつけて捕獲したところ
 



立ち枯れの樹皮下に、ミヤマヒラタハムシが潜む
 



カミキリムシで見られたのは、トゲバカミキリ・・・
 



ゴマダラモモブトカミキリ・・・(ピンボケ容赦)
 



シロオビチビカミキリ・・・
 



ごく短い間だけ日が差すと、山の景色がくっきりと見える
 



そんなときに見つけた、美しい緑色をしたニワハンミョウ
 



カミキリムシに戻ると、ゴイシモモブトカミキリ・・・
 



ウスイロトラカミキリ・・・
 



キッコウモンケシカミキリ、などの面々
 



これは、触角の長いクロオビヒゲナガゾウムシ(ピンボケ容赦)
 



コルリクワガタの産卵痕が付いた落ち枝を2本だけテイク・アウト
 



ガスのかかった帰り道を、ニッコウコエンマコガネと、
 



センチコガネ。この日に出会った糞虫は、なんとこの2頭だけだった
 



ああ、周りが全く見えない・・・
 


8月7日  目黒区



区内の公園へ夜回り。クリシギゾウムシが灯りに飛来していた
 



公園内のトイレの側溝では、アトワアオゴミムシが蝉の○骸に食らいついていた
 



誰かが仕掛けたバナナ・トラップに、カブトムシとカナブンが来ていた
 



そして、アオオサムシが忙しそうに地面を徘徊していた
 


8月8日  目黒区



区内で自分が唯一知っているエノキの立ち枯れ。ヤマトタマムシでも来ないかと待っていたが、飛来せず・・・
 



その立ち枯れの樹木名の名札を持ち上げると、夥しい数のアオツヤキノコゴミムシダマシが集まってじっとしていた
 


8月10日  目黒区



通勤途中の商店街手前のマンションの植栽。今年もアオドウガネが鈴なり
 



今や、市街地内の脅威の害虫となっている・・・
 


8月11日  大田区



某公園の灯下にトウキョウヒメハンミョウがいると思って撮影していたら、何とエリザハンミョウだった
 


8月12日  目黒区



夜間に区内の公園へ出撃。一と月前と顔ぶれはさほど変わらず、モンキゴミムシダマシとアヤモンヒメナガクチキ
 



そしてフトナガニジゴミムシダマシ。羽化したてなのか、色の薄い個体が見られた
 



トイレの灯りの下には、アオドウガネやコフキコガネの他に、オオクロコガネも見られた
 


8月13日  横浜市



元町から山手へ登る坂道で・・・
 



交尾中のアオスジアゲハを見つけた
 


8月15日  鎌倉市



妻の実家へ立ち寄ったついでに、灼熱地獄の砂浜採集を今年も敢行
 



手前の漂着物溜まりと奥の太い材の下が狙い目
 



漂着物溜まりでは、ヒョウタンゴミムシが2頭見つかった
 



気を良くして太い材を何とか起こしてみると、その下に黒光りする甲虫を発見
 



ヤマトケシマグソコガネだった。嬉しい初採集。ようやく海岸でケシマグソが見つかった
 



その後、妻の実家の裏山へ羽毛トラップのチェック。羽毛が劣化してきて、成果なし
 



立ち枯れに潜んでいた、コヨツボシアトキリゴミムシ
 



この小さな甲虫は同定できていない。吸虫管で吸いそこねてしまった
 



道のわきには、クズなどに混じってカラスウリが繁茂している
 



叩いて叩いて、ついにカノコサビカミキリを落とす。鎌倉ではようやくの初採集
 



別の場所では、キオビ(またはムナグロ)ナガカッコウムシが落ちた
 


8月16日  目黒区



17日まで夏休み。猛暑の中を、目黒区内の甲虫探索。こんな古めの朽ち木溜まりで・・・
 



樹皮下を探ると、クロツツマグソコガネが1頭見つかった
 



次いで、ハロルドヒメコクヌストや、
 



ツヤケシヒメホソカタムシが見つかる
 



エノキの立ち枯れ。8日前にアオツヤキノコゴミダマが多数いた名札裏は、ヒメオビオオキノコ2頭に代わっていた
 



クズの葉に食痕をつけている、クズノチビタマムシ
 



ベニシジミが可憐な姿を見せてくれる
 



公園のトイレの壁に貼り付いていた、チャイロコメツキ
 



ヤマグワの葉裏で葉脈を齧る、キボシカミキリ
 



クヌギの樹液に無数のカナブンが集まっていた。そして、アカボシゴマダラも(望遠撮影のためピンボケ)
 


8月17日  目黒区



近所の大学キャンパスにあるコナラの立ち枯れ。叩き網を下にあてがい、ホソカタムシを探す
 



ツヤケシヒメホソカタムシが落ちた
 



それとともに、見知らぬ小さな(2o)ホソカタムシが・・・
 



ハヤシヒメヒラタホソカタムシのようだ。初採集。これで目黒区内ではホソカタムシ3種目
 



こんどは落ち枝を叩いて、そこに潜む甲虫を探す
 



首尾よくクロツツマグソコガネが2頭落ちた
 



別の白い菌だらけの落ち枝からは、角の長いキノコゴミダマが落ちたが・・・
 



タケイキノコゴミムシダマシという珍しい種のようである。初採集
 


8月21日  目黒区



猛暑の和らいだ午前中、近所の大学キャンパスへ。コミスジが飛んでいる
 



コナラの倒木の地面から浮いた部分で、ホソカタムシ探し
 



いつものツヤケシヒメホソカタムシが数頭落ちる
 



そして、狙いのハヤシヒメヒラタホソカタムシも落ちてくれた。案外都区部では数は少なくないかもしれない
 


8月24日  札幌市



札幌へ出張。用務後の夜は、円山公園で甲虫探索。なんと、キタキツネが餌を求めて寄ってきた
 



まずは側溝でゴミムシ拾い。これは、アトマルナガゴミムシ
 



次いで、ツンベルグナガゴミムシ。ナガゴミムシは他にオオクロとマルガタを拾った
 



独特の雰囲気のする、ムラサキスジアシゴミムシ。神社の外灯に飛来していた
 



北海道特産のクロヒラタシデムシ。フランスでなじみ深いシデムシである
 



ここのコマルキマワリは、関東で見るものと比べて上翅の丸みが少ないように思う
 



コナラの大木の根元近くにいた、センノカミキリの大型個体
 



切り株のキノコに付いていた、ミヤマオビオオキノコと・・・
 



コブスジツノゴミムシダマシ。東京ではどちらも高尾山あたりに行かないと見られない虫である
 


8月25日  札幌市



翌日は仕事で市内の山に入る。ヤナギも生えていて、なかなか良い環境
 



足元に、北海道特産のヒラタシデムシ。オオヒラタと比べると、前胸背にツヤがない
 



林道沿いの植物にとまっていた、カツオゾウムシの擦れていない個体
 



排水溝に落ちていたスジクワガタ。前日の大雨で流されたのだろう
 




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