10月2日 Maryland, USA
夜間、大きなモンキナガクチキ(Penthe pimelia)が生態画像のモデルとなってくれた
倒木上には、小さなエンマムシも登場。未同定
10月4日 Maryland, USA
秋が徐々に深まりつつある
樹皮下に潜んでいた、マダラ模様のサビコメツキ Lacon marmoratus。やや大型
別の立ち枯れの樹皮下にいた、小さめのゴミムシダマシ Idiobates castaneus
このカメムシは、夏場に見られたベニボタルの一種に模様がよく似ている
こんな赤く腐朽した材を叩いてみると……
なんと、ツヤハダクワガタの新成虫が見つかった(ピケウスツヤハダクワガタ Ceruchus piceus)
米国のツヤハダクワガタ(Ceruchus piceus)を、めでたく初採集。こんな平地にいるとは
別の赤く朽ちた材から、♀も1頭出た Ceruchus piceus
テネラル色のようで、まだ羽化直後のようだ Ceruchus piceus
さらに他の赤腐朽材から出た、ムネアカなアカコメツキ(俗称アンペ)の一種 Ampedus rubricollis。なかなか良いコメツキ
さらに、ホタルに似た?小さめのサビコメツキも出てきた Lacon discoideus。これも良いコメツキだ
夜間、ホコリタケの上でテントウダマシ(Lycoperidina ferruginea)の生態画像の撮影にチャレンジ
ホコリタケがまだ新鮮なため、テンダマはホコリにまみれていない Lycoperidina ferruginea
倒木の上では、ヨツボシのテントウダマシが歩いている Endomychus biguttatus。秋が深まって数が増えてきた
ナラの立ち枯れの樹幹に、大きめのオオキノコがいた Megalodacne fasciata。斑紋が日本にいる種と共通している
10月5日 Washington DC, USA
ルリ(コルリ)クワガタを探すために、昼間に森の中を散策。とりあえず、ブナの木の周辺をあたる
季節外れであろうベニボタル(Dictyoptera aurora)が顔を出していて、驚かされた
朽ち木の中にいた、既出のアカコメツキ(俗称アンペ)の新成虫 Ampedus nigricollis
朽ち木内の隙間に潜り込んでいることが多い、エグリゴミムシダマシ近縁種 Uloma impressa
成果が出ないまま、ブナの木を求めて場所を変えていく……
こんなナラの落ち枝にトライすると……
!? 赤茶色の甲虫が顔を覗かせた
テネラル色だが、ルリクワガタの一種の♀で間違えない Platycerus depressus
次いで、黒い個体が出た Platycerus depressus
これは、ルリクワガタの♂である。このルリクワガタ(デプレッススルリクワガタ)は黒いようだ Platycerus depressus
この♀は、必ずしも黒ではなく、やや緑がかった色をしている Platycerus depressus
10月12日 Maryland, USA
樹皮下に大きなホタルが潜んでいて、驚いた Ellychnia corrusca。このまま越冬するのだろうか
同じく樹皮下にいた、ホタルに似たサビコメツキ Lacon discoideus。おそらく擬態だろうか
赤腐朽材から、赤い胸のアンペ(アカコメツキの一種)Ampedus rubricollis
これは樹皮下に潜んでいた、小さめのサビコメツキ。未同定
これも樹皮下にいた、コクヌストの仲間 Airora cylindrica。細長い体型をしている
鹿糞から、首尾よくチビなダイコクコガネ(Copris minutus)を採集。体長は1cmほどである
クシコメツキ2種(と思う)。Melanotus communis は、どちらだろうか
まだ夜間も出撃。倒木の上にいた、アトキリゴミムシの仲間 Phloeoxena signata
アトキリ系のゴミムシ2種 Phloeoxena signata & Plochionus timidus
10月13日 Washington DC, USA
デプレッススルリクワガタを採集しに来たが、あいにく雨が強く降り出した
結局、馬糞から黒ツヤのマグソコガネ(Pseudagolius bicolor)を採っておしまい