9月17日 Maryland, USA
相変わらず、夜の出撃を続行中。キノコにこんな中型のハネカクシ Tachinus fimbriatus
朽ち木に生える白いキノコにつく、小型のオオキノコ Triplax thoracica。数が多い
ゴミムシダマシは種類が多い。このゴミムシダマシは初見。Neatus tenebroides?
存在感たっぷりの、クロツヤムシ Odontotaenius disjunctus。見た目どおり、夜行性のようだ
クロツヤムシとパラレルスオオクワガタの体長比較。当地では、クロツヤムシの方が朽ち木の優占種
9月20日 Maryland, USA
道路沿いの goldenrod という野草の黄色い花
このトラカミキリ(Megacyllene robiniae)は、この花を好むとのことである
ちょうど今頃が活動のピークなのだろうか、数多く見られる Megacyllene robiniae
郊外を車で一時間。牛と馬の牧場を探し当てたが、残念ながら中には入れない
柵の外から探って、こんなマグソコガネを採集。近場の森では見られない種だ。図鑑になく、未同定
ふと、見慣れたブタクサハムシ(Ophraella communa)が飛んできた。日本では言わずと知れた外来種である
中型のジョウカイボン(Chauliognathus pensylvanicus)が、活発に活動中
近場の森に戻り、鹿糞からツヤ消しのマグソコガネを数頭 Dialytes striatulus
これは、別の種のマグソコガネ Calamosternus granarius?。数は少なそうだ
なんと、陸生のカメが林床を歩いていた。ちょっとびっくり
わが車に止まっていた、ホタル。未同定。日本の外来種、ノハラボタルではないだろうか?
夜も森へ。クロツヤムシ(Odontotaenius disjunctus)のテネラル色の個体。秋は、新成虫が羽化する時期のようだ
朽ち木上にいた、細長いホソカタムシ Colydium lineola
カツオガタ似のナガクチキ(Eustrophopsis bicolor)は、秋になって数を増やしている
ツヤ消しのキノコゴミムシダマシ Platydema ruficorne
これは、コキノコムシとしては大型。斑紋の似た種がいくつかあるようだが、おそらく初遭遇 Mycetophagus punctatus
9月21日 Maryland, USA
ホコリタケの一群を見つけた。もしかしたら…
いたいた。ホコリタケの中に潜り込むテントウダマシ Lycoperdina ferruginea。虫の生態が日本とよく似ている
ホコリを拭うと、こんなツヤやかなテントウダマシなのである Lycoperdina ferruginea
9月22日 Maryland, USA
またまた、夜に出撃。既出のホソカタムシ Aulonium parallelopipedum
このキノコゴミムシダマシとは、初遭遇。手元の図鑑に見当たらず、未同定
9月23日 Maryland, USA
夜、ナラの倒木上を、目立つピンク色をした虫が歩いていた。ヒラタムシの仲間である Cucujus clavipes clavipes
大きなモンキナガクチキの仲間がキノコに付いていた Penthe pimelia
これは既出のナガクチキ Orchesia castanea
これは、丸型のケシキスイの仲間。未同定
9月26日 Maryland, USA
夜の森。夏場も見られた、平たいケシキスイ Prometopia sexmaculata
樹幹上をダイコクコガネ(Copris minutus)が這って登っていたのには、驚かされた。いずれにせよ、夜行性である
これは、タマキノコムシの一種だろうか。未同定
角が二本ある緑色のキノコ系ゴミムシダマシ Neomida bicornis
9月27日 Maryland, USA
快晴の中、近場の森の、いつもとは違う場所へ
既出の、可愛らしい柄のハムシ Diabrotica undecimpunctata howardi
鹿糞の近くの地面に、こんな穴が開いていることが多い
穴を掘ると、意外と深い場所にセンチコガネが潜んでいる Geotrupes blackburnii blackburnii
昼間に見かけることがないので、夜行性なのだろう。色がきれいでない(鹿糞色?)のが残念 Geotrupes blackburnii blackburnii
夜の森で見つけた、大型のケシキスイ Phenolia grossa
黒くてツヤのあるキノコゴミムシダマシ。図鑑になく、相変わらず未同定
これも図鑑にないキノコゴミムシダマシ。角が2本あるので♂だろう(9月22日のは同種の♀?)
9月28日 Maryland, USA
昼間、キノコの上で見つけた小さな甲虫。キノコムシダマシの仲間らしいが、図鑑に見当たらず未同定く
既出の、キノコでよく見られる中型のハネカクシ Tachinus fimbriatus
昼間に鹿に出くわすことは、けっして少なくない
葉の上の小さなサルゾウムシの仲間 Ceutorhynchus americanus?
夜、倒木上を赤いクシコメツキ(既出 Melanotus communis?)が歩いていた
こんな大型で派手なゴミムシも見つけた Galerita bicolor
9月30日 Maryland, USA
夜の森の探索。ちょっと良い感じの、既出のオオキノコ。相変わらず未同定
それに良く似た、ヨツボシのテントウダマシ Endomychus biguttatus。秋半ばに出てくる虫のようだ